先週藤原岳を登ったのは、一般ルートである大貝戸道。
今回孫太尾根道を歩いた。
大貝戸道は往復5kmに対し、こちらは倍の10kmある。
登山口の駐車場には、4人のパーティの1台あるのみ。
ここを歩く登山者が少なく踏み跡がはっきりしないうえ、目印のテープもあまりない。
さらに石灰岩のごろごろ石がころがっていて、まことに歩きにくい。
2月の初めと言うのにポカポカ陽気。
ヤッケを脱いで歩いても汗がびっしょり。
藤原岳と治田峠(はったとうげ)との分岐点。
孫太尾根(難路)と記してある通り、歩きにくいうえコースが分かりにくい。
途中「多志田山」の標識に出合わなかったので、コースを外した処もあったようだ。
藤原岳の展望台はすぐそこ。
2日前の雨でかなり雪が融けたと思われ、ここまでスノーシューもアイゼンも不要であった。
展望台で記念撮影。
本来なら左に見える岩は雪で覆われているはずだが、はっきりと顔を出している。
藤原山荘に下りてランチタイム。
本日はカップ麺ではなく、白菜、白ネギ、シメジを入れた「日清のラ王」
左が本日の藤原山荘、右が先週の藤原山荘。
倉庫の前は完全に雪が融けている。
食事を終え元来た道を帰るのだが・・・
それは明日のブログを
野遊人
鈴鹿セブンマウテンの一つ藤原岳は、3月になると福寿草が咲き出し、多くの登山者が訪れる。
雪があっても比較的登りやすい山なので、積雪期の今もかなりの人が訪れる。
車中から見た藤原岳。
どっしりした山容がたくましく見える。
ピラミッドのように三角形に見えるのは、セメントの材料、石灰岩の採石場だからだ。
4合目あたりから雪があり、同行の7人はここでアイゼンを装着したが、まだ早いと判断したのはボクだけだった。
案の定、日の当たる斜面では雪が解けていた。
森が開けたところから、いなべの市街地を望むことができる。
12時ちょっと過ぎ、藤原岳の避難小屋に到着。
山頂はここから20分ほどのところ。
小屋の中に入ると2つのパーティが昼食を摂っていた。
ボクが準備した、イカとエビの団子の入った鍋を作り、みんなに提供。
時折強い風が吹くものの好天に恵まれ、楽しい山行となった。
野遊人
昨年に続き今年も日本100名山の内、23座を見ることができる富士見台高原へ、12日に行ってきた。
11日に雪が降るとの予報がはずれ、前日のトレースが残っているから単独行でも大丈夫だろうと判断した。
林道を何回もまたぎながら、このような雑木林の中を歩く。
途中夫婦と思われるカップルと3人組のパーティを追い越した。
足は12本刃のアイゼン。
新雪ではないのでアイゼンを履かなくても歩けるが、ないよりはましでしょう。
登山口の強清水(コワシミズ)から歩くこと2時間弱で神坂峠についた。
そこから1.7kmほどのところにある萬岳荘についた。
冬季は閉鎖しているが、避難小屋として2階の一室が避難室として開放してある。
中を覗くと薪ストーブが設置してある。
もちろん薪も準備されている。
帰宅してから山友に「ここで宴会をしたいね」とメールを送ったら「避難小屋で宴会とは少々おかしいが、たまらないね~」と返信メールがきた。
萬岳荘から富士見台高原へはすぐそこ。
しかし周りの光景はこんな感じ。
トレースを見落とさないように歩くと高原に着いたが、高原はすごい風。
雪がメガネに貼りつき視界を失いかける。
これはやばい!
神坂小屋のあるコースを回りたかったが、トレースが全く分からず、元来た道を帰る。
神坂峠から阿智村を見ると雲が切れている。
雪山を歩いただけに終わった。
※「富士見台高原」でブログ内を検索すれば、昨年の様子がわかる。
野遊人
同行者が「常念岳が見える」の声に目をやると、北アルプスの山を見ることができたが、遠望できたのはこの時だけであった。
アンテナが林立する中に見えるのは王ヶ頭ホテル。
まるで要塞のようだ。
ホテルの前ではソリ遊びに興じている子供たちがおり、雪だるまやかまくらが作られている。
スノーシューがたくさん」準備してあり、スノーシューを借りてトレッキングに出かけることができる。
年配の夫婦に話を伺うと、この時期には毎年来ているそうで、カミさんにこの光景を見せてやりたいと思った。
雪原のいたるところに動物の足あとがある。
これは野ウサギのもの、一体この雪原のどこで生息しているのだろうか。
ほどなくして王ヶ鼻に着いた。
この頃には雲が出てきて、雪が降ってきた。
ホテルに引き返して、ホテルの前のベンチで食事をしようと引き返すが、雪が徐々に多くなってきたので、閉店している「王ヶ頭山荘」の玄関前で食事をすることにした。
本日のランチはキムチ鍋。
気温はマイナス5度だが、鍋で体は十分温まった。
道路に沿って山本小屋に戻り、そこから牛伏山に行くが、一面真っ白なホワイトアウトの状態。
牛伏山の山名盤があるが、剥げてほとんど読めない。
展望を望むことができなかったが、スノートレッキングを堪能した。
野遊人
4日、スノートレッキングを楽しみに長野県の美ヶ原高原に行ってきた。
ここは一昨年の6月、ビーナスラインを走りたくてバイクで来たところだ。
ここは標高1900m、一面銀世界だが、ここまで車で来ることができる。
美ヶ原高原ホテル山本小屋に車を置いて、スノーシューを履いてトレッキングに出発。
今回のコースは山本小屋を出発し、王ヶ頭ホテルを経由して王ヶ鼻に行き、コースを変えて山本小屋に戻り、牛伏山をピストンした。
太陽がぼんやりと輝いているのは氷晶のせいと思う。
というのは、ここで撮影していた人が、先ほど“幻日”が見えたと言っていた。
“幻日”とは氷晶からなる薄い雲が、太陽光を反射・屈折しておこる現象で、白または赤味がかった薄い光が輝いて見え、もう一つ太陽があるように見える。
残念!見たかった。
ここはチャペルがついた美しの塔。
ここへ雪上車が出現、まるで南極に来たようだ(ちと大袈裟か)
後に紹介する「王ヶ頭ホテル」の宿泊者を、美しの塔まで乗せてきたもの。
このように中に観光客がいる。
ボクらはここから雪原を歩く。
前日歩いたと思われるトレースがついている。
野遊人