八丁味噌は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある岡崎市八帖町(旧・八丁村)で、江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が伝統製法で造り続けている豆みその銘柄。
昼食を済ませて受付で見学を申し出ると2時から見学可能で、しばらく待つことになった。
明治40年に味噌蔵として建てられた蔵の横を見学者がいく。
昔の味噌造りの様子が再現されている。
桶というべきか樽というべきか、この中に大豆6tが仕込まれ、重石の石は3tある。
重石の石は隣を流れる矢作川から持ってきたものだが、現在は採石する事はご法度なので、昔採石したものを使用しているそうな。
熱心に案内人の説明を聞きながらうす暗い蔵の中を進む。
昭和2年建造の趣のある事務所。
見学の最後に八丁味噌の味噌汁と田楽、それにお土産のお持ち帰り用八丁味噌のパックを頂いた。
むろん見学は無料。
文字通り“おいしい”見学であった。
野遊人
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