昨日ブログに書いたように、足を痛めたため、しばらくランニングを中止している。
ランニングの代わりに自転車なら、痛めたところの負担にはならないだろうと思い、自転車で伊良湖岬に行っていた。
往復80kmの道のりだ。
車では気づかずに通り過ぎてしまうところだが、「坪井杜国住居跡」の案内板があったので寄ってみた。
坪井杜国と言われても全く知らない人物。
坪井杜国は俳人、松尾芭蕉の門下、尾張五人衆の一人。
1685年、尾張国でご法度とされていた米延商(空米売買)の罪により、家財没収、領地追放を受け、保美の里に隠棲した。
杜国をこよなく愛していた芭蕉は、2年後「笈の小文」の旅の途中、25里離れた鳴海から杜国に会いに来たという。
この先に芭蕉が立ち寄ったとされる碑も立てられている。
地元の俳句愛好家たちが杜国を偲び、俳句を寄せている。
伊良湖岬の近く、伊良湖シーサイドゴルフ場の西隣には、漁夫歌人糟谷磯丸の碑がある。
早くに父親を亡くし、母親は二十年間床に臥したままの不幸な境遇の中、母の前回を祈りン水ごりし、伊良湖明神へ裸参りを3年間続け、そのかいあって母親は全快したと言われる。
この時、明神参詣の旅人の歌を聞いて和歌を詠むようになった。
無筆の歌詠みの噂が群奉行の耳に入り、歌の手ほどきを受けた。
磯丸の碑の隣に伊良湖村移転碑が建てられている。
明治38年、旧陸軍の試砲場用地拡大のため、114戸全村移転となった。
明神の石の斜段でながむれば、沖で漁師が舟をこぎます(磯丸)
この他にも東大寺の瓦を焼いた窯の跡、貝塚など、歴史と文化が香る地に気づいた。
2時間で伊良湖岬に着くだろうと思ったが、北西の風が強く、2時間20分を要した。
帰りは太平洋岸の自転車道を利用したが、大半が農地、風の強さは変わらなく、疲労困憊の状態で帰宅。
よいトレーニングになった。
野遊人