以前、豊橋メイツクリニックでは、血液透析の設備を持たない病院で治療を受けていた患者さんが腎不全を発症すると、その病院へ透析の器材を持って「出張透析」を行っていた。
心臓の手術をした後、腎不全を発症した可知さんもその一人で、可知さんの出身地を思わぬ形で知ることになった。
岐阜県恵那市に阿木川ダムがあり、高速道路を使わずに岐阜方面に行くときは国道257号線で行き、阿木川ダム湖畔で休憩する。
阿木川ダムの建設に伴って30世帯が水没し、湖畔に「望郷の碑」と記された慰霊碑があり、碑の裏側に水没した世帯の家長の名が刻まれており、その中に可知さんの名前があった。
付き添っていた奥さんにそのことを話すと、懐かしそうに故郷の話を聞かせていただいた。
台風一過の一昨日、富士見台高原を歩こうとバイクで出かけたが、予想に反して富士見台は雲の中だった。
帰りに阿木川ダムに寄り、改めて阿木川ダムの湖畔を散策してきた。
ダム湖の前にある浮島は湖底に沈んだ村の鎮守の森で、「こぶし公園」として整備された、
ここには全国で13番目(明治39年)に開通した「岩村電気鉄道」が走り、「鹿の湯温泉」は当時客でにぎわっていたそうな。
タイルで描かれた鯉の遊歩道を進む。
この奥の東屋には「願いの鐘」が掛けられている。
これが「願いの鐘」
無事帰宅できることを願って鐘をひとつ鳴らした。
野遊人
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