ヒラリーとテンジンがエベレストを初めて登頂してから昨年60年を迎えた。
それを記念して昨年「ビヨンド・ジ・エッジ」が製作された。
スポンサーを募り、登頂隊を組織するのがこれまでのエベレスト登山であったが、現在はツアー登山へと、歴史は大きく変貌している。
エベレストのツアー登山を成功させたのは、ニュージーランドの登山家ロブで、92年のこと。
96年に行われたツアー登山の顧客の中には、エベレストを登頂した日本人女性2人目で、さらに7大陸最高峰登頂の難波康子さんもいた。
ベースキャンプはロブたちの他にも多くの登山隊が集結し、ルートはラッシュ状態。
登頂を果たした者がいたものの、エベレスト史上最悪の遭難事故が発生し、それを映画化したのがこの作品。
死と向かい合わせのエベレストに何故登るのか、エベレストの“魔力”に魅せられた者にしか分からない問いを映画は問いかける。
よくぞここまで臨場感ある映画にしたものだと震えが来るような映画であった。
残念ながらボクは網膜剥離により、左目の視力がほとんどないため2Dで鑑賞したが、3Dで見たなら迫力はいかほどであろうか。
絶対おすすめの映画である。
野遊人
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