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2024/04/26 04:47 |
透析昔話 その34 増築工事による断線

豊橋メイツクリニックは、平成810月に開院した。

3年後の平成11年に、北側に増築することが決定。


増築のための基礎工事のこと、1階にあった厨房のコンクリートの床を剥がす工事を日曜日に行った。


念のため、透析関係の逆浸透装置やRO装置の電源止めて工事は行われた。


その日の夜7時、工事が終了したので、確認のため逆浸透装置やRO装置を稼働させてみると、2つの装置は全く動かない。

100Vの電源は来ているが、200Vが来ていないようだが、どこで断線しているのか全く分からない。


監督にそのことを伝えると「今泉を呼べ」と監督が部下に命令している。


今泉さんと言うのは、豊橋メイツクリニック建設時の電気工事を担当した人で、この日は本人の結婚式で、新婚旅行に旅立っている人を呼び出すわけにはいかない。


なんとか連絡が着いたのが、電気工事の下請けの近藤さんで、とにかく来ていただいた。


断線の原因は、床下に配線してあった200Vのケーブルを、床を剥がすとき、大型のハンマードリルで切断したようだ。


電気配線図を見ながら作業を行えば、このようなミスはおこらないのではと思う方がいるかもしれないが、豊橋メイツクリニックは事情があって、わずか4カ月の突貫工事で建設した経緯があり、変更点を書き直している時間がなかったので、図面が正しいとは限らない。


10時、無事に通電、「こういうことがあるから日曜日に作業をしたくないんだ」と監督がぼやいていたが、「日曜日でよかったよ。透析中に停電になったらもっと大変だよ」とボクが言うと、「まあ、そうだな」で決着がついた。


それにしても何故コンクリートの床の中を配線したのかは不明だった。


野遊人

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2016/03/17 12:54 | Comments(0) | 臨床工学技士

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