富士山からの湧水でなりたっている、名水百選の柿田川へ行ってきた。
湧水は一日70万tから100万t出ている。
まずは湧水をいただく。
冷たくてとてもおいしい。
門の向こうは国道一号線。
第一展望台から下を覗くと、砂を巻き上げながら水が沸いている様子がわかる。
どこまでも澄んだ水に引き込まれそう。
川一面ミシマバイカモが覆い、盛期を過ぎた白い花がちらほら咲いていた。
通常滝は上に川があり、崖を流れ落ちるところが滝となっているが、白糸の滝は上に川はなく、湧水がいきなり湧いて出ている。
柿田川は全長1.2kmのとても短い川で、狩野川と合流している。
冬、幼魚時代を海で過ごしたアユは、春とともに川を遡上し、夏を川で過ごし、水温が低下するとともに下行へ下り産卵して一生を終える。
しかし狩野川から柿田川へ上って来たアユは、水温が一定なため産卵期を迎えず、柿田川で越冬するそうだ。
空気は水で冷やされ、実に気持ちのよい散策になった。
野遊人
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