暇つぶしに三河湾スカイラインをバイクで走った。
昭和43年に着工が始まった三河湾スカイライン。
建設された当初はモータリーゼーションの始まりであり、娯楽もさほどなかった時代で、ずいぶんにぎわったことと想像される。
しかし平成18年に無料化されたにもかかわらず、すれ違った車は数台と少ない。
利用車が少ないから無料化したのだろう。
一昨年の12月には、岡崎市民休養施設の「桑谷山荘」も客足が遠のいたため閉鎖になり、立ち入り禁止と白い塀で囲まれている。
ここから徒歩で10分ほどで、三河湾を望むことができる展望台がある。
人一人いない展望台は、まるで廃墟のようでもある。
展望台からはモヤに霞んだ蒲郡の市街と三河湾が見える。
220億円を投入して作られたスカイラインは、県民から忘れ去られたものになっていないか。
バイク乗りには楽しい道だが。
野遊人
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