当初、新潟県の火打岳に行く予定であったが、梅雨前線の影響で天気が怪しい。
中央アルプスならまずまずの天気ではないかと、計画を変更して行ってきた。
菅の台バス停から駒ケ根ロープウェイに行くバスに乗り、「北御所」停留所で降りる。
ここが伊那前岳に登る登山口になる。
ロープウェイに乗らずに中央アルプスの駒ヶ岳や宝剣岳をめざす変わり者の登山者は、100名中1人いるかいないか。
ところが変わり者はいるもので、若い外国人女性1人を含む3人のパーティに出会った。
写真は「うどんや峠」当たりから見た、檜尾岳ではないだろうか。
今年は雪が多かったようで、いたるところで雪渓を見ることができる。
このように雲がかかり、なんとか前の山が見える状態。
天気予報では曇り時々晴れだが、午後から濃いガスに覆われることになる。
6時40分に登山口を出発して、11時30分伊那前岳に到着。
バスとロープウェイに乗れば、わずか37分で来ることができる。
ここで檜尾尾根から走ってきた、若いトレイルランナーが「聖職の碑に行くにはこちらを行けばいいでしょうか」と訪ねてきた。
一本ルートが違いますよと、地図を取り出して説明した。
さらに若い男女4人組のパーティが「駒ヶ岳はこちらですか」とボクが登ってきた方向をさす。
いやいや反対ですと、また地図を出して説明した。
宝剣山荘で山菜そばを食べて、宝剣岳へアタック開始。
「冬山経験者以外登らない」と案内板が掲示してある。
岩山が連続し、いたるところに鎖が設置してある。
しかし濃いガスのため鎖が濡れて滑る。
強い風にあおられながら、何とか通過した。
宝剣を通過して極楽平に出る。
尾根道を1時間歩くと濁沢大峰。
ガスに霞む岩尾根の向こうに本日の最終地点、檜尾岳避難小屋がある。
いつもそうだが、後先考えずにハイピッチで来たので、そろそろ足がバテテきた。
ここから雨が降りだし、雨具を着る。
野遊人
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