午前中は曇りの予想なので、山頂に立っても展望が効かないので、本来なら山登りなどしない。
登山口に来てしまった以上登るしかないが、雪が深かったり、天候が悪化したら途中で撤退も考えていた。
3人で協力してなんとか山の稜線に出ることができた。
伊吹山山頂の案内板で確認して山頂を目指すが、視界が10mほどしかなく、山頂がわからない。
するとガスの中からぼんやりと避難小屋が目に入った。
山屋さんは避難小屋と呼んでいるが、正確には天台宗伊吹山寺山頂本堂で、「覚心堂」という。
ご覧の通り本堂は氷におおわれている。
本堂の後ろにある日本武尊の像もご覧の通り雪と氷におおわれている。
ピンボケの写真ではなく、山頂の視界はこのありさま。
温度は意外と高く、氷点下3度ほど。
でもじっとしていると寒いので本堂の中に入る。
ここでアクシデント。
学生時代から山に登っている同行の一人が、全身で震えている。
指先が思うように動かせず、手袋も外せない状態。
湯を沸かして飲ませ、ガスストーブで暖をとるようにした。
こんな天候でも次から次へと登山者が本堂に入ってくるので外に出る。
外に立っていられないほど風が強くなってきた。
すぐ下山することにして準備するが、異変を訴える山友が心配。
アイゼンと手袋の装着を手伝い、下山開始。
男のリーダー一人と4人の女性のパーティがテントの撤収をしていた。
この小さなテントに5人が寝ていたとはとても想像できない。
5合目を過ぎたゲレンデ付近。
時間は13時頃と思うが、この時間でもまだ登頂してくる人がいる。
一時は同行者を心配したが、歩きだしたら回復し、6合目の避難小屋で休憩したときは、いつもの山友に戻っていた。
汗をかきすぎたため、低体温症の初期症状に襲われたのだろう。
激ラッセル、ホワイトアウト、強風(暴風)、友の異常、未体験ゾーンの山旅が終わった。
野遊人
登山口に来てしまった以上登るしかないが、雪が深かったり、天候が悪化したら途中で撤退も考えていた。
伊吹山山頂の案内板で確認して山頂を目指すが、視界が10mほどしかなく、山頂がわからない。
山屋さんは避難小屋と呼んでいるが、正確には天台宗伊吹山寺山頂本堂で、「覚心堂」という。
ご覧の通り本堂は氷におおわれている。
温度は意外と高く、氷点下3度ほど。
でもじっとしていると寒いので本堂の中に入る。
ここでアクシデント。
学生時代から山に登っている同行の一人が、全身で震えている。
指先が思うように動かせず、手袋も外せない状態。
湯を沸かして飲ませ、ガスストーブで暖をとるようにした。
こんな天候でも次から次へと登山者が本堂に入ってくるので外に出る。
外に立っていられないほど風が強くなってきた。
すぐ下山することにして準備するが、異変を訴える山友が心配。
アイゼンと手袋の装着を手伝い、下山開始。
この小さなテントに5人が寝ていたとはとても想像できない。
時間は13時頃と思うが、この時間でもまだ登頂してくる人がいる。
一時は同行者を心配したが、歩きだしたら回復し、6合目の避難小屋で休憩したときは、いつもの山友に戻っていた。
汗をかきすぎたため、低体温症の初期症状に襲われたのだろう。
激ラッセル、ホワイトアウト、強風(暴風)、友の異常、未体験ゾーンの山旅が終わった。
野遊人
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雪の迫力がすごい…!
山友さんが御無事で何よりでした(TωT)