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2024/05/02 23:40 |
南アルプス早川尾根を歩く(その4)
アサヨ峰山頂で30分ほど休憩し、10時30分三徴を出発して早川尾根を歩く。

登山道はしっかりあるが、登山道はハイマツに覆われて誠に歩きにくい。

通常なら山小屋の人が、ハイマツの枝払いを定期的に行うのだが(もちろん環境省の強化を得たうえでのこと)マイナーな山ではそこまで手が回らないようだ。



「クソ!歩きにくいな」とボヤキながらも嬉しい出会いがあった。

ライチョウだ。

ヒナを連れたつがいを2組と遭遇。



ミヨシノ頭を通過し、早川尾根の頭の分岐から早川尾根小屋へ下る。

12時15分早川尾根小屋に到着。



どういう理由か不明だが、今年は小屋の営業を中止している。

そんな事情を知らない20歳代の女性ハイカーが「ここは早川尾根小屋ですよね?」と不安そうに聞いてきた。

営業を中止していることを伝えると、それでもここでテン泊すると言う。

2,500m以上の地点で
テン泊するのが彼女のポリシーで、根性なしのボクには真似できない。

ここで昼食を摂り、13時広河原に向けて出発。

ここからボクの足は重くなり、山友二人についていくのが必至。

広河原の林道入り口まで距離はさほどないが3時間以上の行程。

ということは相当な急斜面が予想される。

沢を渡る木橋は濡れてつるつる。



2時間半でなんとか広河原の林道に出た。

下界のアザミよりはるかにでかいフジアザミがいっぱい咲いている。



これは?



これも?



そして前方に見えるのが今夜の我々の宿、多数のテントの花が咲いている。

 

広河原山荘で受付を済ませてテントを張り、ビールを購入。

350ml450円、旨い!世界で一番旨いビールだ。



30張ほどテントがあるが、半数は釣り師のテントで、その多くはフライフィッシャーマン(ウーマンもいたな)。

テン場前を流れる、早川にそそぐ野呂川は、渓流釣り師の心が騒ぐようだ。

ウィスキィーを飲み、カレーライスで腹を膨らませると、疲労から7時には爆睡。

3度ほど目が覚め、そのたびに川の音が気になったが、いつの間にかまた寝ていた。

翌朝、山小屋で天気予報を確認すると、昼頃から雨の予報。

小太郎山への登頂はあきらめて、6時50分のバスに乗って帰宅することにした。

バス停に行く吊り橋のところで、早川尾根小屋にテン泊した昨日の女性ハイカーにばったり出会う。

それにしても足が速い。

彼女が言うには、早川尾根小屋は避難小屋として使用可能とのこと。

8時10分仙流荘着、すでに雨が降りだし、登頂をあきらめたことは正解だったね。

終わり

野遊人

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2015/09/12 09:35 | Comments(0) | 山歩き

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