同行者が「常念岳が見える」の声に目をやると、北アルプスの山を見ることができたが、遠望できたのはこの時だけであった。
アンテナが林立する中に見えるのは王ヶ頭ホテル。
まるで要塞のようだ。
ホテルの前ではソリ遊びに興じている子供たちがおり、雪だるまやかまくらが作られている。
スノーシューがたくさん」準備してあり、スノーシューを借りてトレッキングに出かけることができる。
年配の夫婦に話を伺うと、この時期には毎年来ているそうで、カミさんにこの光景を見せてやりたいと思った。
雪原のいたるところに動物の足あとがある。
これは野ウサギのもの、一体この雪原のどこで生息しているのだろうか。
ほどなくして王ヶ鼻に着いた。
この頃には雲が出てきて、雪が降ってきた。
ホテルに引き返して、ホテルの前のベンチで食事をしようと引き返すが、雪が徐々に多くなってきたので、閉店している「王ヶ頭山荘」の玄関前で食事をすることにした。
本日のランチはキムチ鍋。
気温はマイナス5度だが、鍋で体は十分温まった。
道路に沿って山本小屋に戻り、そこから牛伏山に行くが、一面真っ白なホワイトアウトの状態。
牛伏山の山名盤があるが、剥げてほとんど読めない。
展望を望むことができなかったが、スノートレッキングを堪能した。
野遊人
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