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2024/05/07 19:26 |
映画「あなたへ」
高倉健さんが6年ぶりに出演する映画「あなたへ」を観てきた。
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これぞ日本映画、日本人にしか撮れない映画、降旗監督の真骨頂とでもいうべき映画だった。
健さんや大滝秀治さん、余貴美子さん、田中裕子さんの演技のうまさはもちろん、気の強い娘役の綾瀬はるかさんも見事に役を演じ切っていた。
草彅剛さんも押しが強く調子者、それでいて憎まれない役は見事だった。
 
美しい夕日が沈む海の中へ妻の遺骨を散骨する何でもない光景に、思わず涙が出てしまった。
久しぶりいい映画に出会えた。
それ以上の言葉が見当たらない。

野遊人

 

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2012/09/20 12:14 | Comments(1) | 映画
映画「凍える太陽」
先日、映画「凍える太陽」を観てきた。
石油採掘場で働く作業員が乗った飛行機が嵐に遭遇して、アラスカの山中に墜落したが7人の生存者がいた。
残された少ない道具で火を起こして暖をとるが、ここはオオカミの縄張り。
オオカミの習性をよく知る主人公の指示に従って、オオカミの襲撃を避けて生還を試みるストーリー。
 
フィクションであり観客を楽しませるための演出は許せるが、あまりにも現実離れしているとシラけてしまう。
マイナス20度のアラスカの山中が舞台だ。
残った飛行機の部品で風を防ぐ工夫をして救助を待つのがセオリーにも拘わらず、主人公の指示により森へ逃れる。
森では風を防ぐ手立てはせずにたき火だけで過ごすが、どうやって睡眠をとるのだろうと疑問がわいてくる。
最後に主人公は川に落ちて全身ズブ濡れになる。
それでも河原をさまよい続ける。
そんなバカな。すぐに凍死してしまうでしょうと、非現実的な描写に飽き飽きしてしまった。
 
72日間の末、16人が生存した、1972年のウルグアイ空軍機571便遭難事故と比較すると、事実は小説よりも奇なりと言うべきか。

野遊人

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2012/08/25 12:12 | Comments(0) | 映画
映画「戦火の馬」
昨日は貴重な休日だが、予報通り朝から雨。
野遊人にとってはつらい一日となる。
そこで雨には打たれない映画鑑賞となった。
観た映画は、スピルバーグ監督の「戦火の馬」

昨日の中日新聞の夕刊に監督のコメントが載っていた。
「馬たちは、まるで自分が撮影されているかのようだった。時には期待を大きく上回る『演技』をしてくれた」と言っているように、馬たちの演技が素晴らしかった。

鉄条網に絡まって動けなくなる危険を伴うシーンの撮影には、ごく短時間の特撮やデジタル処理で補ったそうだが、そんなことは微塵も感じなかった。

イギリス軍とドイツ軍の兵士が対峙するところへ、主役の馬「ジョーイ」が鉄条網に絡まり動けなくなる。
「ジョーイ」を助けようと、二人の兵士が一旦休戦して「ジョーイ」を救出する。

そしてほどなく戦争が終結するのだが、ドイツ軍が後退する中でドイツ軍の敗戦シーンを映さないと、「えっ どうなったの?」と、あまりにもあっけない戦争の終結にとまどってしまった。

それでもスピルバーグの映画は素晴らしい。
やはり最後は涙をこぼしてしまった。

野遊人

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2012/03/03 07:33 | Comments(0) | 映画

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