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2024/05/01 08:31 |
透析昔話 その8 出張透析1
ボクが透析医療の仕事に従事した時、市内で透析医療ができるところは、豊橋市民病院と成田記念病院とボクが勤めるクリニックの3か所しかなかった(現在は8か所)

透析設備のない病院で、入院治療している患者さんに腎不全が悪化したケースがあった。

患者さんの主治医は、透析の医療機器を販売しているディーラーに相談し、ディーラーから透析装置を設置するので、透析装置を操作していただけないかと依頼があったのが、出張透析の始まりであった。

数回の出張透析を行い、患者さんの容体が安定し、無事退院の運びとなった。

以来、時々出張透析の依頼が入るようになった。

苦い経験から教訓を得る。

ディーラーによる透析装置の手配が遅れ、透析を行う前に、高K(カリウム)血症で患者さんが亡くなったことがあった。

ディーラーに頼っていては、助けられる命も助けられなくなる、そう判断したボクはO事務長に、出張透析用の装置を1台購入をお願いし、二つ返事でOKをもらった。

コンテナボックスに血液回路やダイアライザーなどの必要物品を入れ、いつでも出かけられるように準備した。

以来、クリニック〇〇に頼めば応えてくれると、評判と信頼が高まり5か所の病医院から出張透析の依頼を受け、出張透析は多忙を極めるようになった。

以後続く。

野遊人

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2016/01/19 08:01 | Comments(0) | 臨床工学技士

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