今読んでいるヤマケイ文庫 「山の仕事、山の暮らし」高桑信一著に、谷川岳警備隊の一説がある。
昭和33年、沼田警察署に谷川岳警備隊が創設された。
通常山岳警備隊は、○○県警察山岳警備隊と言うが、ここだけは県警ではなく山名が頭にくるのは、県警に山岳警備隊が設置されたのではなく地方警察に設置されたのと、それだけ谷川岳での山岳事故が突出していたためだろう(世界で最も死者が多い山が谷川岳)
この本には遭難救助に半生をささげた馬場保男さんが載っており、30年間で300人以上の死体を背負って山を下りたとある。
今でも谷川岳山岳警備隊なのだろうかと検索すると「馬場保男さんの新しい門出を祝う」サイトがあり開いてみると(現在は群馬県警山岳救助隊という)定年を待たずに55歳で警察を退職し、谷川岳肩の小屋の管理人になったとあった。
警察官として在職中は携帯電話のない時代、突然の要請にこたえるため、休みでも家を
離れることはなかったと言い、奥さんは文句ひとつ言わずに旦那さんに従っていた。
その奥さんは旦那さんについて山小屋の運営の手伝いをしているそうだ。
山小屋の管理人になったのは12年も前のこと、今でも管理人としているだろうか。一度訪れてみたいところだ。
馬場さんの新しい門出を祝う記事は
http://katsuno.cside.com/topics-log/topics-6.htm
ボクの山友は、山岳警備隊でドラマのような人生を送り、その着地が「谷川岳肩の小屋」の管理人って、山男にとってこれ以上ない締めくくりだとメールを送ってきた。
このような人生を送れる人はそんなにいないだろうな~。
野遊人
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