暖冬から一変、この冬一番の寒波が到来し、日本列島は冷蔵庫の中のような寒さに襲われた。
寒波で思い出すのは
ボクが勤めていたクリニック豊橋が、新館建設を終えて初めて迎えた冬のこと。
朝出勤の準備をしていると職場から「多人数用供給装置が警報を発しています」と電話が入った。
透析機械室へ行くと、多人数用供給装置が“給水圧低下警報”を発している。
逆浸透装置の故障を考え装置が設置してある1階のプレハブ小屋へ行くと、原水タンク渇水警報を発令している。
断水?そんなことはない、水道は出ている。
受水槽から逆浸透装置へ送水するポンプは作動している、バルブも開いている、何?
試しに散水栓の水を出してみると出ない、配管が凍ったのだ。
厨房へ行って湯をもらい、配管に湯をかけて何とか復旧した。
寒波の到来が原因と言うより、逆浸透装置をプレハブの小屋に配置したのが間違い。
以後、今日まで7回施設を新築したが、施設内に装置を設置することになった。
野遊人
PR