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2025/04/19 01:03 |
透析昔話 その20 不測の事態に備えて

20年ほど前、東三河にある透析施設でのこと。

9月の祭日に、その施設の隣家で火事が発生し、近隣が停電になった。

停電になれば当然透析装置は停止する。

透析施設のスタッフは、透析監視装置内蔵のバッテリィを用いて、電池運転に切り替えて血液ポンプを作動しようとするが、普段、電池運転のトレーニングをしていないので要領を得ない上、充電できていない電池もあり、血液ポンプに手回しハンドルをつけて、手で回さねばならない装置がいくつかあった。

スタッフの人数は限られるので、患者さん自身が手で回したもらったものの、どの位のスピードで回してよいのかわからず、透析室は大混乱した。

そういうお前の施設は大丈夫かと、質問が来そうですが。

透析監視装置は6年経過した時点でバッテリィは新品に交換し、透析室では毎月、コンセントからプラグを抜いて停電状態にして、内蔵バッテリィを用いた返血訓練を行っている。

返血訓練は手技を習得するだけでなく、内蔵バッテリィの充電状態を確認することができる。

野遊人

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2016/02/11 11:33 | Comments(0) | 臨床工学技士

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