透析昔話24で記したように、逆浸透装置の普及を図る目的で、1回30点の逆浸透装置加算がついた。
逆浸透装置で作成した精製水を、透析用の希釈水に用いると30点=300円請求できるというもの。
派遣先の病院でも逆浸透装置は設置されており、当然請求しているものだと思っていた。
ここまで書くと何を言おうとしているかお分かりと思う。
まさか請求していないことはないだろうと思ってはいたが、念のためレセプト請求を担当している職員に尋ねると、「逆浸透装置って何のことか知らないもん」と、請求していないことを平然と答えるではないか。
驚きを通り越す、開いた口が塞がらない、知らなければ何故聞かないのか、ここにも公務員体質が如実に表れている。
因みに当時100人の透析患者がいたので
100人×300円×52週×3回=468万円
1年に500万円近い請求漏れがあり、休日手当の請求漏れなど、他にも請求漏れがあり、それを院長先生に報告したのだが、一切のお咎めがないのにも驚いた。
野遊人