今日12月8日は、旧日本軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃して、日米が開戦した日。
本来軍隊は国防のため、国を守るために存在しているのに、圧倒的に物量に勝る米国を相手に何故日本が開戦したのだろうか。
そんな疑問に答えてくれるのが、今読んでいる、NHKスペシャル取材班監修の「日本海軍400時間の証言」新潮文庫。
旧海軍軍令部員をはじめ、名立たる参謀たちが密かに集まり、先の大戦の検証を詳細に行っており、その会話を録音したテープが存在した。
「門外不出」が条件であったが、集まった参謀のほとんどが鬼籍に入った今、その全貌が明らかになった。
開戦へと突き進んだ舞台裏、特攻作戦が生み出された真相、東京裁判での隠蔽工作の実態――。遺された、400時間にも及ぶ貴重な証言にくわえ、遺族や関係者への徹底取材で明らかになる、驚愕の昭和秘史!である。
「海軍は開戦に反対であった」と言われているが何故開戦に至ったのか。
それを解き明かすキーワードに「やましき沈黙」がある。
自分の意志でない方向へ流されていく体質、ノーと言えない体質、これはどこかで聞いた言葉ではないか。
オリンパスや東芝の不正経理事件は、多くの幹部は不正を知りながら皆が‟やましき沈黙”したのではないか。
そのことは、日本海軍が犯した過ちを教訓にしていない証ではないか。
これは日本人の特質、もしくは日本独自の企業体質であろうか。
いやそうではないと思う。
何故ならVWの排気ガス不正事件は、同様であるから。
太平洋戦争開戦から70年以上経過していているが、歴史は繰り返すのであろうか。
野遊人
何をそんなに早起きするのか。
8時間おきに薬を服用しなければならず、しかも服薬前後1時間は薬効が吸収されてしまうため食事ができない。
それで5時に起きて服薬し、オミソの散歩に出かける。
早起きは3文の徳を表すように、今朝の朝焼けは素晴らしかった。
この素晴らしい光景は5分と持たない。
とても気持ちのよい朝を迎えたが、独フォルクスワーゲン社が、違法ソフトを搭載して、クリーンディーゼルエンジンの基準を満たすよう細工していたことが判明した。
基準を満たすようにすると燃費がライバル車より悪くなるため、不正に手を染めたようだ。
窒素酸化物の排出量は、基準の最大40倍になるという。
アメリカは制裁金を2兆円課すといい、リコールに8000億円、さらに訴訟を起こされるから莫大な額の損失になる。
世界販売台数1位を確保したいために不正に手を染めたのであろうか。
野遊人
介護や手厚い医療を必要とせず、自立して日常生活を送れる期間を健康寿命と言う。
先ほど、アメリカのワシントン大の研究チームが、世界188カ国の平均寿命を調べた結果、男女とも日本が第一位だとする調査結果を医学雑誌に発表した。
日本男性の平均健康寿命は71.1歳、女性は75.6歳。
この結果を見て、エッそんなものなの、というのが正直な感想。
もし自分の健康寿命が71歳とすると、人様の世話を受けずに生活できるのは7年しかないことになる。
むろんボクの健康寿命は平均以上と思っているが。
この結果を見て、20年前ランニングを始めた動機を思い出した。
50歳代の女性が、リレーでドーバー海峡を泳ぎ切るトレーニングの光景を、TVで放映していた。
何故そんな計画を立てたのかとの問いに女性は「60歳を過ぎたら自由に動けるのは10年。私は何もせずに年を取りたくない」と応えていた。
ボクはこのことに納得してランニングを始めた次第である。
研究チームの結果と女性の言葉が、妙に一致すると感じた。
いつまでランニングできるか分からないが、無理せずに続け、いつまでも(欲張り過ぎか)健康寿命でありたいと思う。
野遊人
口ご盛りながら「覚えているよ」と答えたものの動揺する心を見透かされ「ウソおっしゃい」と見破られてしまった。
昨日は結婚記念日。
5月18日は休みを入れようか、と言ったことを覚えている?と問われたが、これも完全に忘れている。
カミさんの誕生日は7月3日、これは携帯のカレンダーに入力して忘れないようにしておこう。
野遊人
孫が3人揃ったところで、ロワジールホテル豊橋の和食レストラン「藤さ和」で誕生日を祝った。
プレゼントを渡された母は、涙ぼろぼろ。
左下に写っている徳利は、母が頼んだ日本酒。
いまだに晩酌を欠かさない母だ。
野遊人