年齢不詳の犬・猫は、記録が残る年の12月31日が誕生日とされ、タマは21歳となる。
本日、豊橋保健所で長寿動物有料飼育者表彰が行われ、タマは最高齢の猫とされ、市長賞が授与された。
挨拶する豊橋獣医師会会長の河合先生。
我家のかかりつけ医でもある。
賞状と楯、記念品の日めくり電波時計。
タマにはご褒美はないの?と思われるかもしれないが、長寿の動物が表彰されるのではなく、ここまで大事に育ててきた飼育者が表彰されるのだ。
それでもタマにも缶詰とドライのキャットフードをいただいた。
本日のタマ。
人間に換算すれば100歳を越えるが、まだ顔つきはしっかりしているでしょう。
左右の瞳を比べると、左目の方が大きく開いている。
河合先生が言うには、脳に障害を受けてカメラでいう絞りの調整ができていないそうだ。
でも、まぶしそうなそぶりは見せないから、もう視力はないのかも。
犬の部で市長賞(19歳のシュナウダー)の飼育者の話を伺うと、おむつをあて、寝たきりで眼が見えず、飼い主の区別ができないほど認知症が進んでいるそうな。
まだまだタマは頑張れるね。
野遊人
ついでにタマの写真も整理するとあまりない。
タマが我が家の一員となった22年前は我が家にはデジカメどころかPCもなかった。
一方モコが我が家の一員となった9年前は、PCもデジカメもあった。
こうしてみると時代の流れを感じる。
電子機器の存在が写真の量を決定するのではなく、モコをいろいろなところに連れ出した結果だろう。
キャンプ、家族旅行、山歩き、マラソン大会などなど
これは岩伏山山頂。
岩古谷山に行ったときは、梯子や鎖場では抱いて登った。
これは馬篭宿。
写真を眺めていると懐かしさがよみがえってくる。
モコ、楽しい思い出をありがとう。
野遊人
モコが天国に旅立って2日後、タマの食欲がめっきり落ちた。
タマにはモコの旅立ちがわかり食欲を落としたのか、それともモコが天国から呼んでいるのだろうか。
掛かりつけの獣医の盆休みが明けた16日、タマを診てもらった。
22歳の高齢であることから腎不全を疑い血液検査をしたところ、検査結果にはまったく異常がない。
ヘモグロビンがやや高いことから脱水を疑い点滴をした。
人間の場合、静脈の血管にハリを刺して、そこから点滴をするが、動物の場合は皮下にハリを刺して薬を落とすだけ。
ハリを刺しても全く痛がる様子はないのが不思議。
日曜日も点滴するから来てと言われ、12日間毎日点滴をした。
1回3,000円の出費は痛いが、そんなことを言っている場合ではない。
昨日獣医のところに連れて行くと大きな声で「ニャー」と啼き、それを聞いた動物病院のスタッフが「元気になったわね」と声を掛けた。
実は今朝から食欲が戻っていた。
食欲が戻り元気になったので、これからは一日置きの通院となる。
原因は単なる夏バテなのか、あるいはモコが呼んでいたのかな?
この年で回復するなんて、やっぱりタマは化け猫?魔女猫?どちらにしても不死身だね。
野遊人
Hさんにモコが亡くなったことをメールで知らせると、大きな花束を手向けてくれた。
モコは昨日お骨となって我が家に帰ってきた。
これでモコは虹を橋を渡っていったんだと思うと踏ん切りがついたような気がし、三女から「お父さん大丈夫?」との電話に「踏ん切りがついたから心配しないで」と答えておいた。
しかし・・・
猫のタマが食欲が落ちたので獣医の診察を受けに行ったところ「ワンちゃんは具合はどう?」と聞かれ「亡くなりました」と答えるのが精いっぱいで、「エッいつ?」との質問には涙があふれてきて答えられなかった。
まだダメだね。
野遊人
昨日の昼「モコが嘔吐し、起座呼吸が続いている」とカミさんからメールが来た。
夕方帰宅するとずいぶん呼吸が辛そう。
今週の月曜日に内服薬が変わり、今朝まで元気に散歩できたのに、あまりの急変に戸惑うばかり。
悪いことに掛かりつけの動物病院は今日から盆休み。
今はなんとか座っているが、伏せたら最期になることは十分承知している。
カミさんと、今晩から明朝までの命かもしれないと話し合う。
21時頃、とうとうその時が来た。
食品庫の床に伏せ、それから10分後命の灯が消えた。
娘にメールでモコが息を引き取ったことを知らせると、浜松に住む三女が涙声で「明日休みだから今から帰る」と電話が入った。
3人でモコを囲んで朝を迎えた。
モコの亡骸を触るたびに涙があふれて仕方がない。
このブログを書いている時も涙が出てくる。
今夕、ペット霊園で最後のお別れをしてくる。