ボクも脚を痛めて2か月以上山を歩いていないので、回復具合を確かめに誘いに応じることにした。
我々の他に豊橋の山仲間の松さん夫婦も加わった。
あつみ大山トンネル手前の駐車場に車を駐めて出発。
30分ほど歩いたところの「クチナシ岩」からの展望
クチナシ岩からほどなく山頂
山頂から泉福寺方面の分岐までやや戻るとキャベツ畑へ出た???(なんとなく変)
猪を捕獲するワナが設置してあり、ここで地図を取り出すとルートミスに気付いた。
雨乞山への分岐を見落としたのが原因だ。
踏み跡がしっかりあり、何故4人もいて見落としてしまったのだろう。
昼食には早いが、雨乞山を正面に見える鉄塔下で休憩。
雨乞山の山頂の大岩に、赤い服を着た4~5人のグループがいる。
下山口は「椛のシデコブシ群生地」
シデコブシの花は蕾が膨らんだばかり(ピントが合わない)
ショウジョウバカマが芽を出していた。
春はもう近い。
少々風が強かったが楽しい山歩きだった。
時間があるので、フナさんを日出の石門や伊良湖岬、東大寺の瓦を焼いた窯跡、お土産購入のため道の駅「赤羽根ロコステーション」を案内した。
野遊人
豊橋の隣、豊川市のシンボルである本宮山の、どっしりとした山容を透析室から眺められる。
ほぼ左右対照の本宮山を見ていると「日本百名山」を著した深田久弥はどのように表現するだろうかと思う。
「日本百名山」を読むと、どの山も、その描写の巧みさにうーんとうなってしまう。
例えば富士山は
八面玲瓏(れいろう)という言葉は富士山から生まれた。
東西南北どこから見ても、その美しい整った形は変らない。
どんな山にも一癖あって、それが個性的な魅力をなしているものだが、富士山はただ単純で大きい。
それを私は「偉大なる通俗」と呼んでいる。
あまりにも曲がないので、あの俗物め! と小天才たちは口惜しがるが、結局はその偉大な通俗性に甲(かぶと)を脱がざるを得ないのである。
八面玲瓏なんて初めて聞く言葉だし、偉大なる通俗性に至っては、どうしてこんな言葉が浮かんでくるのだろうかと思ってしまう。
野遊人
恒例の山仲間との忘年会を、やはり恒例の鈴鹿で行った。
雲母峰(きららみねと読む)~鎌ヶ岳へ登り、途中の分岐で宮妻峡ヒュッテに降りるルート。
登り始めると小雪が舞い始め、強風が吹き、ガスが出て展望は全くない。
山登りにとって、最悪に近いコンディションだ。
昔、黒雲母を採掘したことから、この名がついたそうだが、「きらら」も雲母が光るところからそのように呼んだのかな?
でも何もない山でした。
ちょぴり期待外れだが、標高は8並びの888m、たまに8並びのナンバープレートを見かけるね。
5~10cmほどの積雪は、アイゼンはつけられないし、岩の上に積もった雪は滑りやすく、最もいやらしい。
鎌ヶ岳への取り付きでは、ゴロゴロ岩の上に雪がかぶり、登るのを躊躇させられた。
眺望がないから早々に退散。
しばらく下ったところで昼食を摂り、14時半にヒュッテに着。
自宅で採れた野菜を持ち寄り寄せ鍋で宴会の始まり。
鍋は「とりやさい味噌」で味付け。
ダシとニンニクが入っていて、味付けする必要はない。
一旦風呂に入って20時就寝(高齢者は早いのだ)
ヒュッテは寝具はない(山屋さんなら皆寝袋は持っている)が1人780円で泊まれる。
翌朝雑炊を食べ、一人は仙ヶ岳へ、残り3人は帰宅。
多分これで今年のボクの山歩き納め。
野遊人
1か月前噴火し、多大な犠牲者を出した御嶽山は7合目から登ることができるため、3,000mを超す高山でありながら比較的たやすく登ることができる。
噴火があった日は快晴の土曜日、しかも紅葉を見ようと多くの人が来、好条件が災いとなった。
山頂に最も人が集まる時間帯に噴火し、最悪のタイミングにより、多くの犠牲者を出した。
今読んでいる「山のオキテ」に、昭和55年に富士山で大きな落石事故が発生し、死者12名、負傷者31名の人的被害が発生したとの記載があり、ネットで検索してみると、
事故が発生した日は8月14日で、最も富士山が込み合う日。
しかも落石があった時間は午後1時40分、多くの登山客が下山している時間帯。
御嶽山同様最悪のタイミングでの落石がおきた。
大きなもので直径1~2mの石が50~60個落ちてきたという。
落石が起きたところは山頂にある久須志岳。
現在でも久須志岳は垂直の崖で、その下はえぐれていて、いつ落石が起きるかわからないような状態。
中央に人が立っているので崖の大きさが比較できる。
いつ落石が起きても不思議ではない状態・
5月に富士山に登った時、そんなことは眼中になかった。
多くの人が富士山登山を楽しんでいるが、大変なリスクを背負っていることを自覚せねばならない。
参考にしたサイトは
http://univ.ygu.ac.jp/kasai/fujirakuseki/FUJISTONE..
奥庭から眺める富士山は、溶岩に鉄分を多く含んでいるのか赤く見える。
もう少しズームアップすると
雪をかぶった普段見る富士山とは違った山に見える。
野遊人