声をかけると登山道を整備やチェックをしている山岳パトロールの人だ。
話を伺うと、2年前の2回にわたる大雪でかなりの木が倒れ、まだ十分手を入れていないそうだ。
下山すると懐かしい車、スバルレオーネが駐車してあり、ドアに「山岳巡回」のステッカーが貼ってある。
山頂で話をした山岳パトロールの青年の車なのだろう。
富士重工業のHPによると、発売は1979年、30年以上愛用していると思われるが、サビは見当たらず、非常に大事にしていることがうかがえる。
ボクが独身時代に愛用した車で、当時ステーションワゴンというジャンルの車はなく商用車であった。
したがって4ナンバーで車検は1年に1回。
商用車であるため後ろのシートをたたむと荷室が真平になり、快適に車中泊ができた。
もう一度乗ってみたいな。
野遊人
棚田百選に選ばれている四谷の千枚田の上部に位置する鞍掛山、そろそろ山頂にカタクリが咲きだした頃だろうと思い、塩津温泉口から山に入った。
車を置いて塩津温泉前から集落を通ると、ミツバチの蜜を採集していた。
今どき採取する蜜はは何の花なんだろう。
ここが登山入り口だが
登山入り口の前に案内板が
江戸時代後期に施設された「伊那古道の石畳」だそうで、歴史的に立証する書物はないが、隠れた文化財として保存されている。
先日藤原岳に行った際、岩に当たって登山靴を破ってしまい、本日は新しいコロンビアの靴の履きおろしである。
踵のクッションが軟らかく、アスファルトの道を歩くときはずいぶん楽だ。
これは「障子岩」ぐ~と天まで大きな岩がそびえたつ。
ここからしばらく行くと、鞍掛山山頂と岩古谷山との分岐に着く。
分岐から山頂まではわずかだが、ものすごい急登が続く(写真は下りを写したもの)
山頂に着いたが残念、カタクリは少ししか咲いていない。
恥じらいをみせる少女のように、いつ見ても愛らしい花だ。
終盤のミツバツツジが最後の踏ん張りを見せて咲いている。
下山したところで登山口にある諏訪神社を参拝。
この諏訪神社は1571年に創建され、総本社は長野県の諏訪神社であり、分社は全国に2万5千社ある。
神社でお参りをしているとギク!暖かくなったので顔を出したのね。
でもありがたくないお出ましだ。
長い菜種梅雨が終わり、春の日差しをいっぱい受けた、気持ちの良い山歩きだった。
野遊人
春の到来を告げる花福寿草は、往路はこのようにまだ開化していないが(いつものようにヘタクソな写真で申し訳ない)
復路では気温が上昇したため一斉に咲きだした。
可憐なセツブンソウもあちこちで顔を出していて、気を付けて歩かないと踏んでしまいそうだ。
これはミスミソウ
アマナも顔をのぞかせる。
下界では桜が満開で春の到来を告げているが、山では山野草が春を告げている。
よい季節になった。
野遊人
藤原岳に登るにはメジャーな大貝戸コースを歩くが、この時期は雪解けと多くの登山者で登山道はドロンコ道と化すので、コースは多少難路となるが、マイナーな孫太コースを選択した。
途中桑名市街を見ることができる。
崩落地をトラバースするが結構危険。
下山はこのルートを避けて、尾根道を歩く。
雪が多い地域では、雪の重さでこのような造形の木を多く見ることができる。
ここは治田峠の分岐、孫太尾根(難路)の案内が。
実際歩いてみると結構ハードだ。
頂上付近ではこのような雪庇がある。
雪庇の上の登山者、雪庇の上にいることに気づいているかしら。
石灰岩のガレバをよじ登る。
登山の醍醐味を感じることができる。
ここが山頂。
二週間前まではしっかり雪に覆われていたが、春の日差しをたっぷり浴びて雪が融けている。
夏靴に軽アイゼンにして正解。
でもアイゼンを使用することはなかった。
隣に見える御池岳。
春の花を見るために藤原岳を登り、多くの花に出会えた。
それは明日報告しよう。
野遊人
先週の新聞に、普門寺のミツバツツジが見頃を迎えたとの記事が掲載されたので、春を探しに湖西連峰を歩いてみた。
葦毛湿原駐車場には、ソメイヨシノがすっかり開花している。
湿原の花は目をこらして探さなければ見つける事は出来ないが、ショウジョウバカマやハルリンドウが春の日差しを浴びて咲いていた。
この花を見ると春が来たのだ~と実感することが出来る。
湿原の水たまりには、卵から孵ったばかりのオタマジャクシが押し合うようにして春の日差しを浴びている。
30分ほどで尾根道へ出、TV中継所へ足を進めると、しゃがんでカメラを構えた人から「カタクリが咲いている。夜露に当たっていい感じだよ」と声をかけられた。
左上に写っているのは声をかけてきた人の手
TV中継所付近のカタクリの群生地は、ロープで囲まれて保護されている。
これから多くのカタクリが花を咲かせるでしょう。
来週また来てみようかな。
普門寺分岐を普門寺へと足を進める。
普門寺の記事はあす掲載しよう。
野遊人